祝!「長崎・天草の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録へ

新緑の気持ちいい季節となりましたね。皆さま、連休は楽しまれましたか? 当社は今日から通常営業となります。

さて、ユネスコの世界文化遺産に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が登録される見通しとなったというニュースが、4日に入りました。私の故郷・五島列島の教会と集落も含まれ、以前から待ち望んでいた知らせに喜んでいます。

申請の段階では、キリスト教関連遺産群としてもっと対象が広かったのですが、勧告により「潜伏キリシタン関連遺産」として絞り込まれたようです。だから、当然入ると思っていた近くの教会が外れていたのは、少し残念な気持ちです。対象から外された教会も、もともと迫害から逃れてきたキリシタンの子孫たちが100年以上前に力を合わせて造った教会が多いのです。

長崎・五島はキリスト教人口がとても多い地域です。子どもの頃も、教室の4分の1くらいはカトリックの信者だったと思います。移住してきたキリスト教信者たちは、島でも奥まった入江や辺鄙な地域を開拓して、集落を作り、教会を建てました。その中に、今回構成遺産となった「頭が島の集落」「野崎島の集落跡」があります。

野崎島は平成13年に、最後の居住者である神官がいなくなり、無人島になります。野崎島の野首教会は無人島にもかかわらず丁寧に管理され、建築物としても美しさを保っています。定期船が通っているので、今後観光客が増えることでしょう。

キリシタンの人々は、神社の氏子となることにより、神道への信仰を装いながら自らの信仰を続けて、解禁後にカトリックに復帰したということです。ほかの潜伏キリシタン関連遺産も、仏教徒を装ったり、氏子になったりして同じような形で信仰を守ってきたといいます。

このように、五島列島は隠れキリシタンの島というイメージがありますが、実はもっと以前、縄文時代、さらにそれ以前の巨石文明の遺構、祭祀跡、旧石器時代の遺物が各地にあるのです。『古事記』の国生み・島生み神話でも五島列島は登場し、「天之忍男(あめのおしお)」という神名をお持ちです。

野崎島は近年、パワースポットとしても注目されています。沖ノ神島神社の背後に、高さ24メートルの王位石というドルメンのような巨石があります。古来より、五島列島一円から崇敬の対象となっていたということです(地元なのに知りませんでしたが…(^^;)。

また、海底に沈んだ高麗島伝説や、与那国島のような海底遺跡もあります。私の生まれた村の海岸にも実は大きな立岩(メンヒル)があるのですが、だれにも教わったことがありません。10数年前、海上から見ていた時に、「巨石遺構だ」と気づきました。親も聞いたことがないというので、地域の人々の記憶と伝承も失われているのです。

中央に立岩(メンヒル)が見えます

中央に立岩(メンヒル)が見えます

今後の講座で、世界の古代文明、巨石遺構をもった縄文時代、さらにムー時代のご開運をしていくという話ですので、どのような展開になるかお楽しみに。